December 2023

2023年度の政策提言・意見について

2023-12-26T10:22:41+09:00December 26th, 2023|News|

日本全国の小規模飲食店、約1万店舗が参画する当協会は、地域経済を牽引する⼩規模飲⾷店の“⼩さな声”を、政府・関係省庁・関係団体の皆様へ届けるため、日々活動しております。 つきましては、本年度における当協会としての要望をまとめましたので共有いたします。 飲食店におけるインバウンド対策への支援 急激な物価高騰や特別融資の返済等による経営難への対策 賃上げと人材確保・人手不足への対応 持続的発展に向けた事業承継・後継者育成支援 食品ロスへの意識不足改善 飲食店における国際金融都市への対応 飲食店における喫煙環境の整備 【要望書】 新型コロナウイルスの5類感染症への移行に伴い、日常生活やビジネス活動が正常化し、 売上はコロナ禍前まで回復してきている一方、原材料やエネルギー価格高騰等のコスト増が小規模飲食店の収益を圧迫している。加えて、人手不足の深刻化に伴い、多くの小規模飲食店では、人材確保・維持のため、収益が改善しない中、賃上げに取り組んでいる。小規模飲食店を支えるための小規模飲食店向け賃上げ促進税制の延長・拡充等、支援政策を求めたい。 他方で、小規模飲食店は文化や伝統、時に子供の見守り等、地域の包摂性、安全・安心コミュニティを支える存在である。小規模飲食店の自立的な経営を実現するため、まちづくりやインバウンド需要の取込み等、地域全体の需要と消費を喚起する政策支援の拡充が必要である。 また小規模飲食店の経営においては、食事の提供と共に、社交場のコミュニケーションを豊かにする嗜好品(酒、たばこ等)の取り扱いが、集客・滞在の生命線となる。新規飲食店の喫煙選択余地を創ることや更なる社会的な分煙対策を進めることで、喫煙者、禁煙者双方にとって居心地の良い空間を提供できるよう、国と自治体が一体となり、環境整備を進めていただきたい。 ▼要望事項 ①飲食店におけるインバウンド対策への支援 現状と課題 訪日外国人においては、海外と喫煙に関するルールが異なる日本における適切な喫煙行動が理解されにくいため、不適切な路上喫煙やポイ捨てが発生し、トラブルにもなりかねない 昨今のタクシー乗務員不足により夜間帯における移動が制限され、特に深夜帯での小規模飲食店の利用が進みにくい状況となっている コロナ禍を経て日本人においても、夜間帯の移動が制限は飲食店およびナイトエンターテイメント業界には非常に大きな課題 コロナ禍の行動変容や夜間帯における移動制限が原因となり、特に二次会需要の小規模飲食店においては客足が戻っていない状況がある 要望事項  訪日外国人に対して、喫煙可能な店舗を適切に理解していただくための店頭周知をより明確化し全国で統一的に展開すること 日本独自の喫煙ルールについての周知方法を適切に実施すること 喫煙可能であることの店外告知の方法の統一化 タクシーの需要過多に対する国の対策強化 ナイトタイムエコノミー政策の推進 訪日外国人等来訪者増加を好機に捉え、「消費拡大」や「滞在時間の延長」による街の活性化を図るために小規模飲食店への支援を強化すること ②急激な物価高騰や特別融資の返済等による経営難への対策・税制支援 現状と課題 昨今の急激な原材料費・エネルギー費の高騰、コロナ禍に受給したゼロゼロ融資など、新型コロナウイルスに対応した特別融資の返済開始、返済がピークを迎えていることなどにより、小規模飲食店の経営は困窮を極めている 小規模飲食店の厳しい経営環境を克服するためには、客単価の引き上げによる付加価値拡大が必須である。一方で、税務上の交際費から除かれる飲食費の基準があるため、社内規定で1人5,000円以下と定める法人が多く、小規模飲食店の客単価引き上げが困難な要因となっている 簡易課税制度におけるみなし仕入率について、他の事業区分が見直しをされる中、飲食店業に関しては1991年以降変更されておらず、原材料費や輸送費の高騰によるみなし仕入率の上昇も勘案されていない 事業者免税点制度の適用は年間売上1,000万円以下の事業者であるが、飲食店業の1坪当たり売上平均は年間140万円※[i]、小規模飲食店においては10坪以上の店舗が多いため、年間売上1,000万円以下という条件では該当しないケースが多い ※[i]: 2021年 日本政策金融公庫資料より 要望事項 経営実態に即した、新規融資・借換え・返済猶予等の資金繰り支援 減免を含めた債務整理・再チャレンジ支援の強化 ゼロゼロ融資について国の負担による利子補給期間の変調や借換に伴う追加保証料の補助など、利用者の返済負担軽減への支援を強化すること 中小企業の事業活動に不可欠な交際費課税の特例措置(800 [...]

June 2023

⼀般社団法⼈⼩規模飲⾷店環境整備協会が設⽴総会を開催

2023-07-25T17:32:56+09:00June 20th, 2023|News|

⽇本全国の⼩規模飲⾷店、約1万店舗が参画する⼀般社団法⼈⼩規模飲⾷店環境整備協会(所在地:東京都港区、代表理事:鈴⽊亘)は、2023年6⽉8⽇(⽊)に参議院議員会館にて設⽴総会を開催いたしましたのでお知らせいたします。当⽇は衆議院議員井上貴博様、衆議院議員宮路拓⾺様をはじめ、各関係省庁、関係団体等、多くの⽅にご参加いただきました。また、慶應義塾⼤学⼤学院教授の岸博幸様に「⼩規模飲⾷店を取り巻く諸課題について」と題し、基調講演を⾏なっていただきました。 ■ 当⽇の動画 ■ 当⽇の式次第 ◯開会 ◯ご挨拶 財務副⼤⾂ / 衆議院議員 井上 貴博 様 元内閣府⼤⾂政務官 / ⾃由⺠主党 農林⽔産関係団体委員⻑ / 衆議院議員 宮路 拓⾺ 様 ◯来賓紹介 財務省 厚⽣労働省 ⼀般社団法⼈ 全国飲⾷業⽣活衛⽣同業組合連合会 ⼀般社団法⼈ 全国社交飲⾷業⽣活衛⽣同業組合連合会 アサヒビール株式会社 サントリー株式会社 ◯当協会理事紹介 代表理事挨拶 / 鈴⽊ 亘 ◯基調講演 「⼩規模飲⾷店を取り巻く諸課題について」 慶應義塾⼤学⼤学院教授 岸 博幸 様 ◯閉会 ■協会設⽴の背景 コロナにより⽣じた⼩規模飲⾷店の“経済的不安” 世界を⼀変させた新型コロナウイルスの⻑期化、原油・原材料価格⾼騰などにより、経済は不確実性を増し、多くの事業者・消費者が影響を受けています。⼀⽅で、政府の掲げる「成⻑と分配の好循環」を実現するためには、地域経済の中⼼となっている中⼩企業・事業者の成⻑と持続的発展が不可⽋です。 その中でも、街の賑わい・⼈と⼈との繋がり・⾷事や社交の場を提供する飲⾷店は、雇⽤を⽣み、職を提供するという側⾯においても、地域経済を牽引する存在です。また、国内のみならず、海外からの観光客にも⼈気のある⼩規模飲⾷店は、⽇本の魅⼒を発信するカルチャーの⼀つと⾔えます。 [...]

設立総会開催のご案内

2023-06-07T13:05:59+09:00June 7th, 2023|News|

平素は当協会の活動に対しまして、格別のご高配を賜り感謝申し上げます。 下記の通り設立総会を開催させて頂くこととなりました。 何卒ご高配賜りますようお願い申し上げます。 日時 2023年6月8日 17:00~18:00 場所 衆議院議員会館 101会議室 基調講演 岸博幸様(慶應義塾大学大学院教授) 当日の様子は、後日このホームページ上で映像配信させていただきます。ぜひご覧ください。

April 2023

全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会との連携について

2023-04-06T20:11:10+09:00April 6th, 2023|News|

当協会の目的を達成するため、関連団体との連携を推進しております。関連団体と連携することで、会員である小規模飲食店が抱える諸課題に対して、より多角的な課題解決、及び多方面でのサポートが実現できると考えます。 また、関連団体に合わせてご加入いただくことで、当協会の会員でる飲食店の皆様にとっても多くの加入メリットがあります。ぜひ、詳細をご覧いただき、ご加入もご検討ください。 ■全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会とは? 全国社交飲食業生活衛生同業組合連合会(「全社連」は略称)は、「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づき、都道府県毎に一業態一組合だけが設立認可される都道府県組合の連合会です。 主務官庁は厚生労働省で、衛生水準の向上、消費者保護の充実、福祉事業の実施、経営の健全化等が主目的となっています。 全社連は、社交飲食業(カフェー、バー、キャバレー、スナックその他これに類する飲食業をいう。)について衛生施設の改善向上、経営の健全化及び振興等を通じてその衛生水準の維持を図り、併せて利用者又は消費者の利益の擁護に資するためのものであります。 ■加入メリット 1.生活衛生融資の斡旋 日本政策金融公庫の生活衛生融資のあっせんが受けられます。 2.音楽著作権使用料団体割引 音楽著作権使用料が20%団体割引になります。 3.信用保証協会の非保障資格の取得 4.会報の配布/全国大会への参加/功労者の顕彰 全社連会報「全社連ニュース」の配布と講習会など、全国大会への参加、生活衛生功労者の顕彰(組合結成後5年経過) ■公式サイト

全国飲食業生活衛生同業組合連合会との連携について

2023-04-06T20:07:46+09:00April 6th, 2023|News|

当協会の目的を達成するため、関連団体との連携を推進しております。関連団体と連携することで、会員である小規模飲食店が抱える諸課題に対して、より多角的な課題解決、及び多方面でのサポートが実現できると考えます。 また、関連団体に合わせてご加入いただくことで、当協会の会員でる飲食店の皆様にとっても多くの加入メリットがあります。ぜひ、詳細をご覧いただき、ご加入もご検討ください。 ■全国飲食業生活衛生同業組合連合会とは? 全国飲食業生活衛生同業組合連合会(全飲連)は、都道府県単位で設立された飲食業生活衛生同業組合の連合会組織です。 生活衛生同業組合は、「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づく組合で、法人格を有している非営利団体です。 生活衛生同業組合は、飲食業の他に、鮨商、麺類、中華、社交飲食、料理、食肉、理容、美容、旅館ホテル、クリーニング、興行、公衆浴場などの業種ごとに都道府県単位で設立されています。 全飲連は、飲食業の営業を通じて、お客様のために常に衛生基準を守りながら、飲食店営業の課題や問題点に対応しながら、飲食業界の健全な発展に寄与する活動を行っています。 ■加入メリット 1.日本政策金融公庫の生活衛生融資 組合を窓口とし、日本政策金融公庫より各種事業資金として低金利・長期返済の融資が受けられます。 2.カラオケ使用料の割引(JASRAC / 20%off) 日本音楽著作権協会JASRACとの協定により、組合経由でJASRACの契約手続きをしますと、組合員となった翌月からカラオケや生演奏での著作物使用料が20%の割引となります。 3.各種保険・共済制度に加入できる 保険会社と全飲連が提携した団体契約の保険や共済制度に加入できます。 飲食業者向けの各種保険は安い掛け金で大きな補償が得られます。 4.組織力を生かした事業 全飲連や全国の組合では、組合員のご商売に役立つさまざまな事業を実施しています。 皆様のご商売繁栄に是非、お役立てください。 ■公式サイト

May 2022

一般社団法人 小規模飲食店環境整備協会 設立のお知らせ

2022-10-07T18:49:34+09:00May 2nd, 2022|News|

世界を一変させた新型コロナウイルスの長期化、原油・原材料価格高騰などにより、経済は不確実性を増し、多くの事業者・消費者が影響を受けています。 一方で、政府の掲げる「成長と分配の好循環」を実現するためには、地域経済の中心となっている中小企業・事業者の成長と持続的発展が不可欠です。 その中でも、街の賑わい・人と人との繋がり・食事や社交の場を提供する飲食店は、雇用を生み、職を提供するという側面においても、地域経済を牽引する存在です。 また、国内のみならず、海外からの観光客にも人気のある小規模飲食店は、日本の魅力を発信するカルチャーの一つと言えます。 小規模飲食店の活性化は、文化醸成・経済活動を促進し、街の魅力を世界に発信していくことにも繋がると考えます。 ポストコロナを見据え、日本国内の内需回復と共に、国際的な人の往来・観光の再開に合わせて、インバウンド需要回復の為にも、 官民連携で小規模飲食店を含む飲食業、ひいてはサービス業への支援が必要となります。 我々は、全国に広がる小規模飲食店の声を届けると共に、政府施策への理解と各事業者への周知徹底を行うことで、小規模飲食店における経営・雇用の安定化に寄与します。 今後も、小規模飲食店が国内外の方に、楽しく笑顔で過ごせる場所・時間を提供出来るよう、政府・関係省庁・関係団体と連携をとりながら活動していくことを目指します。

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